学校施設の安全管理3 横浜市の安全意識改革と予算措置等について

 これまで、学校施設の安全管理について、横浜市の事故等をふまえ
防火シャッター事故 学校施設の安全管理
https://p-prince.at.webry.info/201512/article_1.html
学校設備の安全管理2 横浜市教育委員会の安全意識と実態
https://p-prince.at.webry.info/201903/article_1.html
と、連載した。画像
 この件は、横浜市広聴(市民の声)として扱われ、横浜市教育委員会の回答は、予算等を優先し必ずしも納得できるものではなかった。広聴は、横浜市の課長級の職員名で回答されるものであり、このレベルでは対応できない問題を含むことが分かった。
 そこで再度、横浜市教育委員会あてに、請願することとした。請願は市の教育委員会議でも諮られ、教育長名で回答がある。当ブログでは何度も述べてきたが、学校施設の安全管理は、まったなしの重要課題である。 まずは、4月19日の横浜市教育委員会会議で、どのように扱われるのか見守ってみたいと思う。
 これまでの横浜市の対応は、上記ブログ記事に時系列でまとめてあるので、経緯と詳細はそちらをご覧いただきたい。
                                         
平成31年3月28日

横浜市教育委員会教育長 鯉渕信也 殿
横浜市教育委員 各位
横浜市教育委員会事務局 教育施設課担当課長 花房 慎二郎 殿
横浜市教育委員会事務局 東部学校教育事務所 指導主事室長 長澤 茂雄 殿
横浜市教育委員会事務局 南部学校教育事務所 教育総務課長 野村 絹恵 殿
横浜市教育委員会事務局 職員課長 久米 泰子 殿
横浜市教育委員会事務局 総務課長 山岸 秀之 殿
横浜市教育委員会事務局 総務課  井上係長  殿
                                       
教育評論家 伊藤 仁

 
学校施設の安全管理 横浜市の安全意識改革と予算措置等について(請願)


 昨年の地震による学校のブロック塀倒壊による死亡事故や、平成27年の横浜市立山王台小学校で起きた防炎シャッター事故などを教訓に、学校施設の安全管理の重要性・早期の対策が求められています。
 広聴 第30-110338号等においては、ご回答ありがとうございました。
 しかしながら、生麦小学校における3.体育館床の砂埃への対策として校庭にあるスプリンクラーの使用、ならびに9.有刺鉄線の撤去をのぞき、何ら改善もはかられず、予算等を理由に安全が脅かされている現状を看過できません。
 また、10.山王台小学校における防炎シャッター事故の事実確認さえ行われず、不正ならびに事実の隠蔽さえ疑われます。(詳細は下記ブログ記事を参照)
 つきましては、教育委員会あてに正式な請願を行いたいと考えました。教育長はじめ、横浜市教育委員ならびに教育委員会の皆様におかれましても、事態を重く受け止め、学校施設の安全のために早急な意識改革と予算措置等をお願い申し上げます。

 詳細については、追ってご連絡させていただく予定(ブログ記事内の記述を参照願います)ですが、横浜市の子ども達の安全と全国の教育施設の安全・適正化を進めるべく、事態の解明と適切かつ迅速な予算措置等について、請願いたしますので何卒宜しくお願い申し上げます。

 本請願における、趣旨は下記のとおりです。
                       

1.生麦小学校・山王台小学校をはじめ、横浜市立学校等施設の安全管理を徹底すること。
  その為の第三者等による安全に関する調査委員会を設置し、速やかにこの内容を公表すること。
2.現状ならびに上記答申等をもとに、横浜市立学校において安全上不適切な施設・設備等を早急に改善すること。
  そのため早急・迅速な予算措置等を講ずること。
3.学校・体育館施設等を利用する児童・生徒・教職員・一般社会人(社会教育法に基づく利用)の安全対策を徹底すること。
4.山王台小学校の防炎シャッター事故の調査内容を開示すること。また不備や不適切と思われる内容の判明の有無によらず、
  再度第三者等による調査委員会を設置し、事態の解明と安全対策を徹底すること。
  (予算を理由に安全対策が遅れたために起きた事故の責任の所在を明らかにし、教育委員会として猛省すること。)
  特にシャッターの構造上の問題を解明し、担任等個人の責任に転嫁した事実の有無に関して経緯・詳細を開示すること。
  (個人情報を理由に、事故の関係者の処分や不適切な対応を隠蔽しないこと。)
5.(広聴 第30-110338号)の回答内容の不備、説明不足、質問趣旨に反する回答などを精査し、再回答すること。
6.横浜市立学校ならびに全国の教育施設の安全を視野に入れ、横浜市として適切な対策をとるとともに、
  神奈川県・文部科学省その他学校施設設置者等に対して、横浜市の事故の現状や実態の適切な報告・通知・公表等をはかり、全国的な学校施設の安全対策を推進すること。

 なお、本件の詳細については
 下記ブログ記事を参照され、適切な対処をお願い申し上げます。当方による調査結果や考察、今回までのご回答の不備についても時系列で述べていますので、関係各所・ご担当者様におかれましては、ご確認ならびにご再考の程よろしくお願いいたします。
 教育長鯉渕信也様におかれましても、是非問題意識を持っていただき、適切な対処をいただきたく重ねてお願い申し上げます。
 総務課井上係長様、お手数をおかけしますが総務課長ならびに教育長へご報告お願いいたします。
 受領確認されましたら、受理番号等をお知らせ下さい。手続き上問題がある場合は早急にご連絡ください。
(受領確認は行わないという方針は改善して下さい。また今後の流れ・時期などもお知らせいただけると幸甚です。)
 また4月以降、ご担当者が人事異動等で変更された場合は、ご連絡をお願いいたします。

防火シャッター事故 学校施設の安全管理  (公開中)
https://p-prince.at.webry.info/201512/article_1.html
学校設備の安全管理2 横浜市教育委員会の安全意識と実態 (公開中)
https://p-prince.at.webry.info/201903/article_1.html
学校施設の安全管理3 横浜市の安全意識改革と予算措置等について
https://p-prince.at.webry.info/201904/article_1.html
(上記URL記事は3月28日時点では公開されていません。4月以降公開予定です。URLは変更になる場合があります。)
の作成・公開を予定しています。(広聴 第30-110338号に対する反駁、請願事項の細かい内容なども記載する予定です。)

 なお、本件に関しまして、広く市民・国民の皆様に事態を知っていただくことと、我が国の学校施設の安全管理を推進・啓蒙するため上記内容はすべてマスコミ・ブログ・その他の方法により、公表させていただきますことをご了承下さい。

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   Gallery p_prince collection 代表 教育評論家 伊藤 仁

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上記請願は、平成31年3月28日付けで受理番号371として横浜市教育委員会に受理されている。
総務課、井上係長によれば、4月19日の教育委員会議で諮られるという。

なお、参考として(広聴 第30-110338号)の最終回答を以下に示す。
質問事項の詳細と経緯は
学校設備の安全管理2 横浜市教育委員会の安全意識と実態
https://p-prince.at.webry.info/201903/article_1.html
をご覧いただきたい。
 何度もこの広聴のシステムでやりとりしてきた最終回答である。横浜市教育委員会総務課がとりまとめたものであるが、必ずしも各課の連携が図られた回答ではないこと、はじめに予算ありきの回答であることがお分かりいただけるだろう。

近隣の横浜市立生麦小学校の体育館施設等の安全と、児童が犠牲になった横浜市立山王台小学校のシャッター事故の例を示し、学校施設の安全管理を問うたものである。
緑字が、教育委員会からの回答で、赤字が私の質問・意見である

1. 手動式の危険なバスケットゴール昇降装置
 以前回答したとおり、バスケットゴールの安全性については、3年ごとに実施している専門業者によるバスケットゴール安全点検により確認し、この点検結果や劣化状況を踏まえ順次改修しております。
 また、利用にあたっては、教職員等の大人が操作することを前提とし、慎重な操作を徹底します。
 引き続き、バスケットゴールの安全性を確保してまいりますので、ご理解くださいますようお願いいたします。

 横浜市 教育委員会事務局 教育施設課担当課長 花房 慎二郎
 (教育施設課 電話:045-671-3257 FAX:045-664-4743)


 順次改修の遅れがシャッター事故を引き起こしたという事実と、大人の安全については配慮されない点について、まったく考慮されないのはどうしてなのでしょうか。また、事故が起きたときに教職員に責任転嫁するのですか?という質問には答えていただけないわけですね。これは10.のシャッター事故の根本原因にも関わる重要事項です。

2.マットや器具を体育館フロア内に置いていることによる、二次災害の危険
 保管庫(器具庫)について、年間5校程度実施している体育館大規模改修の際に、設計段階で検討し可能であれば増築しています。以前、東部学校教育事務所指導主事室から回答した通り、体育館の改修については、老朽化が進んでいる体育館について、予算を確保できた段階で、改修工事を進めているところです。現在、改修の検討がされている体育館は昭和40年代に建設されたもので、生麦小学校の体育館は昭和51年に建設されたものです。このため、現在のところ、保管庫を増築する予定はありません。

 横浜市 教育委員会事務局 教育施設課担当課長 花房 慎二郎
 (教育施設課 電話:045-671-3257 FAX:045-664-4743)


 マットや器具がバスケットやバドミントンのコート内にはみ出して保管されていることを承知していながら、安全面でも問題があることを承知していながら、単に注意の掲示をするだけで改善を検討すらしないというのでしょうか? 
 社会教育法に基づく大人の利用者の安全は考慮しないでよいのでしょうか?
 子ども達や法律に基づく利用者に対してこのような施設環境と運用は、間違いであるばかりか違法行為も疑われます。


3.体育館床が滑りやすく、掃除も行き届いていない。
 消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書「体育館の床板の剝離による負傷事故報告書」によると、ワックスについて、『体育館用に販売されているものは、一般に「樹脂ワックス」と呼ばれている。これは、水性ワックスのうちのポリマータイプに分類され、合成樹脂を水に溶解又は乳化させたものである。』とあります。

 横浜市 教育委員会事務局 教育施設課担当課長 花房 慎二郎
 (教育施設課 電話:045-671-3257 FAX:045-664-4743)

 体育館床の砂埃への対策ですが、通常の清掃に合わせ、校庭にあるスプリンクラーの使用頻度を上げ、対応します。

 横浜市教育委員会事務局 東部学校教育事務所 指導主事室長 長澤 茂雄
 (東部学校教育事務所指導主事室 電話:045-411-0608 FAX:045-411-0613)

 指導主事室のご担当者には、学校訪問において現在出来る改善を検討していただいた点は理解します。しかし、予算ありきの基本姿勢は何も変化がありません。また、床が滑りやすい根本原因を調査し改善しようという意思を感じ取れないのは私だけでしょうか。

4.支柱等の重たい危険な器具を以前は壁に立てかけていた。現在もラック等が整備されていないので、床に放置された状態。
 支柱等は既存の棚に収納することを考えており、専用ラックの購入は考えておりません。

 横浜市教育委員会事務局 東部学校教育事務所 指導主事室長 長澤 茂雄
 (東部学校教育事務所指導主事室 電話:045-411-0608 FAX:045-411-0613)


 専用ラックは安全面でも必需品です。これも予算ありきの本末転倒な回答といえるでしょう。

5.体育館右手ギャラリーへの昇降が鉄梯子になっている。
 体育館ギャラリーへのタラップ(鉄梯子)改修について、前回回答した通りです。ご理解くださいますようお願いいたします。

 横浜市 教育委員会事務局 教育施設課担当課長 花房 慎二郎
 (教育施設課 電話:045-671-3257 FAX:045-664-4743)

 前回回答したとおり、鉄梯子のあるギャラリーの清掃については、児童の安全を考え、教員が行います。ご理解くださいますようお願いいたします。

 横浜市教育委員会事務局 東部学校教育事務所 指導主事室長 長澤 茂雄
 (東部学校教育事務所指導主事室 電話:045-411-0608 FAX:045-411-0613)


 現在は安全上標準図から除外されているタラップ(鉄梯子)。予算ありきで安全面を後回しにする横浜市の姿勢をどうにかしていただきたいものです。事故が起きてからでは遅いという安全意識の改革を図っていただきたい。私個人の理解では解決できない重大問題です。子どもが事故に巻き込まれてから、改修・改善に翻弄された横浜市の過去の教訓がどうして生かされないのでしょうか。
 また、当方の指摘にも関わらず、教員を清掃員のように扱う姿勢(教育活動の一環である清掃指導とはまったく異なる、過重労働ないしパワハラ行為とも言える違法な扱い。)は、指導主事室の指導・指示として問題が大きいと思います。


6.ギャラリーの清掃がまったくなされていない。暗幕の綴じ紐が切れていたりする。以前は暗幕も切れて金具すらとれていた。
 定期的な清掃等を通してギャラリーの管理を行っていきます。

 横浜市教育委員会事務局 東部学校教育事務所 指導主事室長 長澤 茂雄
 (東部学校教育事務所指導主事室 電話:045-411-0608 FAX:045-411-0613)

 ギャラリー等の清掃においても児童や大人が安全に行える提案をしているのに、すべてを学校・教員に押しつけてごまかそうとする教育委員会の姿勢はおかしいと思います。確かに定期的な清掃を怠っていた学校にも問題がありますが、根本的には教育設備の危険・不備・老朽化が根本にあることを忘れないでいただきたい。

7.掃除機等の清掃用具がない。モップも埃だらけである。
 当該校では、女子更衣室を学校開放等倉庫として使っており、その倉庫の中に保管しています。わかりやすい表示を設置します。
 体育館の管理については教職員で共有し、意識啓発していきます。

 横浜市教育委員会事務局 東部学校教育事務所 指導主事室長 長澤 茂雄
 (東部学校教育事務所指導主事室 電話:045-411-0608 FAX:045-411-0613)

 学校は掃除機(業務用の大型ではないが)を用意したり、細かな改善を行っています。しかし、女子更衣室を学校開放倉庫と呼んだり(生麦小学校には体育館の男子更衣室は設置されていない)、施設の不備や危険な状態を認めようとしない姿勢そのものが問題です。安全対策を表示(注意を紙に書いて貼るだけ)でごまかしたり、女子更衣室に男性も入れというのでしょうか(別の意味で問題になりますよ)?

8.照明が暗い 夏場はとてつもなく暑い
 体育館の照明(LED化)改修と空調設置について、前回回答した通りです。ご理解くださいますようお願いいたします。

 横浜市 教育委員会事務局 教育施設課担当課長 花房 慎二郎
 (教育施設課 電話:045-671-3257 FAX:045-664-4743)

 つまり、「結局、予算のかかる改善はしないということではないですか。下記のシャッター事故も初めから予算の前倒し等を行っていれば、起こらなかった事故です。」という質問・意見にはお答えいただけないのですね。現実に熱中症になっている社会教育法に基づく利用者がいるのにも関わらず。

9.その他全体的に旧式な設備のうえ、整備不良が随所にある。
 有刺鉄線については、前回、回答したとおり、現在の学校の状況を踏まえ対策は不要と考えており、撤去するということです。児童には、引き続き安全面について指導をしていきます。

 横浜市教育委員会事務局 東部学校教育事務所 指導主事室長 長澤 茂雄
 (東部学校教育事務所指導主事室 電話:045-411-0608 FAX:045-411-0613)


 当時の学校は対策が必要と考えたから、苦肉の策で有刺鉄線を設置したのではないですか。それを現在の児童の状況から対策を怠り、危険な施設や設備について何も対策をしないというのは本末転倒です。

10.学校の安全管理と適正化 本件については、特に重要なので以前の質問・回答と合わせて記載する。

 学校の施設につきまして、児童生徒をはじめ、皆様が安全に使用していただくために、各校で適切に管理が行われるよう今後も学校を支援してまいります。

そんな当たり前のことを聞いているのではなく、
2015年の山王台小学校の防火シャッター事故
https://p-prince.at.webry.info/201512/article_1.html
に関する、
正式説明を求めているのです。
上記ブログ記事をよく読んでご回答下さい。

何故、何年も危険なシャッターを放置していたのですか?
校長の責任、教育委員会の責任についてどうお考えですか?
副校長や担任に責任転嫁しているような情報もありますが、本当ですか?
また、担任は事故の件をきっかけに休職となったといいますが本当ですか?本当だとすればその後どうなったのですか?
(事件の関係者とおっしゃる方からご相談いただきましたので、私から弁護士等第三者への相談についてアドバイスさせていただきました。)
文部科学省にどのような報告をしましたか?
文部科学省からの指導はありましたか?
このような危険なシャッターが現在でも全国に放置されている現状をどう考えますか?
国に対して、このような危険なシャッターの根絶を求める気はありませんか?
横浜市では、
旧式シャッターは、
現在すべて新式に切り替えたのですか?
それとも、旧式シャッターに自動停止装置を追加設置しただけですか?

横浜市の学校施設に対する安全対策は、まったくもってお粗末と考えています。

児童・生徒の死傷事故の危険性や、
現状について、真剣に考えていますか?

 文部科学省からは、平成27年の事故以前に、過去に発生したシャッター事故を踏まえて、安全対策の実施について通知されています。その後、平成17年12月に建築基準法が改正され、危害防止装置の設置が義務付けられました。
 横浜市では、法改正を受け、既存の学校の増築や大規模改修等に合わせて、危害防止装置の設置を進めていました。平成27年12月の事故を受けて、前倒しを図り、29年度中にすべての防火防煙シャッターへの危害防止装置の設置を完了させました。
 なお、老朽化したシャッターの改修については、年2回の保守点検の結果により、修繕すると共に、不具合の状況や老朽度からシャッターの更新を図っています。
 市立小学校で発生したシャッター事故について、児童の安全確保のための避難訓練で、このような重篤な事故を起こした事実を教育委員会として重く受け止めています。
 校長は、所属職員の管理監督及び学校施設を管理する立場にあり、その責任を重く捉え、減給10分の1(2箇月)の懲戒処分としました。
 なお、職員の人事、服務等に関する個人情報についてはお答えできませんので、ご理解くださいますようお願いします。


 つまり、平成17年(通達はそれ以前)から10年以上危険なシャッターを放置してきたわけですね。
 あくまで危害防止装置の追加設置であり、旧式シャッター自体はかわっていない(新式ではない)わけですね。
 年2回の保守点検とおっしゃいますが、それが意味なかったから事故が起きたわけですよね。
 しかも、ブログをよく読んでいただければ分かりますが、事故の責任を教職員の問題に転嫁し、教育委員会の責任についてはまったく触れていませんね。(市長や教育長にはどう説明したのでしょうか。)
 事故当初に市長や教育長は、教員の過失によるという説明をして、そのような報道がなされました。
 これは、個人の責任に帰すべき事案ではありません。長年、危険を承知していながら放置した横浜市教育委員会の責任であり、それを公表する義務があると思います。
 おそらく、注意深い教員なら事故の危険性は察知できたでしょうし(通達や法改正まで行われているのだから)、不幸な事故であることは間違いありませんが、予見不能な事故ではなく予算をいいわけにした人災です。
 個人的な責任に帰すべき事案ではないと申しましたが、事故の責任は誰かが取らねばなりません。
 校長が懲戒処分を受けた件は当然でしょうが、なぜ刑事責任(書類送検)を免れたのでしょうか?
 教育委員会の職員の処分はあったのでしょうか?
 事故の危険性を認識していながら、予算措置や迅速な対応を怠ったとすれば、それは立派な未必の故意と言えるでしょう。
 職員の人事、服務等に関する個人情報をいいわけに、担任教諭等への不当な処分や扱いがあったことを隠蔽するのですか?
 担任は、犠牲になった児童を身を挺して救ったのです。そのような勇敢で子ども思いの愛情のある教員が、なぜ刑事責任(書類送検)を追及されたり、休職に追い込まれなくてはならなかったのでしょうか?

 善良で素直な人間がバカを見て、狡猾で卑怯な人間が得をする社会であってよいはずがありません。
 そんな人間には、子ども達に正義や愛を語る資格はありません。
 少なくとも、教育機関において、正義が通らないのでは何を信じていけばよいのでしょう。
  
 私は、様々な悪や不正がはびこる社会の中でも、学校だけは正義が通用する、信頼される場所と信じます。
 そうした思いがなければ、子ども達の未来を担うことは出来ません。

 通達を出して終わり。検討しますといって何も実行しない人間や他に責任転嫁するような人間に、大事な子ども達を託すわけにはいかないのです。
 
 再度質問をお読み下さい。

 児童・生徒の死傷事故の危険性や、現状について、真剣に考えていますか?
 国に対して、このような危険なシャッターを含めた危険な施設設備の根絶を求める気はないのでしょうか?


 シャッターの改修について、前回回答した通りです。ご理解くださいますようお願いいたします。

 横浜市 教育委員会事務局 教育施設課担当課長 花房 慎二郎
 (教育施設課 電話:045-671-3257 FAX:045-664-4743)

 市立小学校で発生したシャッター事故にかかる校長の刑事責任については、 警察が捜査の上判断しています。
 担任教諭の個人情報は、横浜市個人情報の保護に関する条例に基づき、お答えできませんのでご了承ください。

 横浜市教育委員会事務局 南部学校教育事務所 教育総務課長 野村 絹恵
 (南部学校教育事務所教育総務課 電話:045-843-6406 FAX:045-843-6358)

 教育委員会事務局の職員の処分については、横浜市の懲戒処分に関する標準例に照らし、行為の状況や社会的影響等を総合的に考慮したうえで決定することとしています。懲戒処分を行った場合には、被処分者の氏名、処分内容、事件の概要等を公表しております。

 横浜市教育委員会事務局職員課長 久米 泰子
 (職員課 電話:045-671-3686  FAX:045-663-5547)


 再度質問をお読み下さい。児童・生徒の死傷事故の危険性や、現状について、真剣に考えていますか?
 国に対して、このような危険なシャッターを含めた危険な施設設備の根絶を求める気はないのでしょうか?
と丁寧に質問していることへのご回答とは思えません。
 シャッター事故の根本原因は何か?
 10年間も改修を放置した責任は何処にあるのか?
 個人情報を理由に、担任等への不適切な処分や対応について説明責任を果たさないのは違法です。
 警察の捜査の内容を教えろとか、処分者の氏名を公表しろと言っているのではないのです。
 身を挺して児童を救った素直で善良な担任教諭が酷い仕打ちをされて、管理職や教育委員会の責任があまりに軽んじられているのではないかと質問しているのです。
 少なくとも、事故の調査結果等を開示し、不適切な処分等についての有無を公表すべきです。
(本事案に関わる事実関係と処分内容を隠蔽せず開示する。不備があれば再度調査し、公表・改善する。)

 防火シャッター事故 学校施設の安全管理
 https://p-prince.at.webry.info/201512/article_1.html
 を読めば、理解できるような事故の根本原因(シャッター自体の危険性)や人為的な問題(危険を認識していながら10年間も対策が遅れた理由と危機意識の欠如等)を明らかにして欲しいのです。教育委員会の詭弁や隠蔽体質を改善して欲しいのです。

 私が主張してきた安全の中には、学校の努力で改善できるものも含まれています。
 しかし、どうしてもそれだけでは改善できない、根本的な要因を探求し、改善することを求めているのです。
 安全のために、予算を使うことは決して無駄ではありません。予算においても安全は、何よりも優先するべきです。
 子ども達の命はかけがえのないものです。命に値段はつけられないのです。
 どうか、そうした点をしっかりと教育委員会でも話し合っていただき、改善していただきたいと思います。
 安全に対する早急な予算措置を講じてください。
 
 私がここまで言うのには、一つの信念によります。

 それは、救える命を救うこと。学校という、子ども達にとってかけがえのない場所を、一部の大人の都合で台無しにして欲しくないのです。
 子ども達が、安心できる安全で信頼できる学校づくりを進めて欲しいということです。

 安全にはまったなし、明日では救われない命があります。今日の適切な判断が、子ども達を事故の危険から救うのです。ぜひそこのところを真剣に考えていただきたいのです。

 平成31年3月27日
 (広聴 第30-110338号)

 (広聴 第30-110322号)の以下の回答が、現状をよく物語っています。予算よりも安全が大事だと思います。
11.今回の回答内容1.~10.は、適切だったとお考えですか?
 体育館を使用する子どもや大人の安全と、厳しい財政状況を踏まえ、対応策について教育委員会事務局と学校で検討し、回答いたしました。ご理解くださいますようお願いいたします。

 厳しい財政状況を打破し、学校施設の安全管理を徹底していただきたいものです。
 子ども達の安全のために、同じ轍を踏まないでいただきたいのです。


 お前自身には成し遂げ難いことがあるとしても、それが人間に不可能なことだと考えてはならない。
 むしろ、人間にとって可能でふさわしいことであれば、お前にも成し遂げることができると考えよ。
                           (第16代ローマ皇帝 マルクス・アウレリウス 自省録より)


防火シャッター事故 学校施設の安全管理
https://p-prince.at.webry.info/201512/article_1.html
学校設備の安全管理2 横浜市教育委員会の安全意識と実態
https://p-prince.at.webry.info/201903/article_1.html

2019.04.18追記
 山王台小学校の防炎シャッター事故のその後が気になったので調べてみた。
 なぜ教育委員会は、校長の処分のみを回答し、担任等の処分を隠したのだろうか。元校長や担任の氏名も承知しているが、そんなことには興味はない。ただ担任の先生には同情を禁じ得ない。
 下記の記者発表を見る限り、シャッター自体の危険性・構造上の欠陥は、どうも検証されていないようである。

 以下のとおり、当時の校長・副校長・担任教諭の懲戒処分が下されていた。
 しかも、副校長と担任教諭は、刑事で略式起訴され罰金刑が下されていた。
 担任はどうして略式起訴されてしまったのだろうか(校長は書類送検さえされていない。素直すぎる性格が裏目に出たか?)。十分、不起訴や起訴猶予が勝ち取れる事案と思われたし、正式裁判となったとしても十分無罪を主張できたはずだ。(略式起訴は、交通違反などでよく利用される方式。略式裁判は裁判とはいうものの、あらかじめ有罪が確定されたものだ。無罪を主張するのなら、検察官取り調べにおいてもしっかり正当性を主張し、正式裁判を要望しなくてはならない。)
 そして事故の根本原因は、シャッター自体にあることを証明して欲しかった。

横浜市記者発表資料
平成30年1月31日
教育委員会事務局
南部学校教育事務所教育総務課

教職員の懲戒処分について
1 事件の概要及び処分内容
所属
小学校
被処分者
① 教諭(元校長)(60歳代)
② 副校長(60歳代)
③ 教諭(40歳代)
処 分 日
平成30年1月31日(水)
処分内容
減給(10分の1)2箇月
概要
平成27年12月1日(火)午前10時12分、当該校で行われていた避難訓練終了後、児童らを引率して校舎1階階段付近に至った当該教諭③は、降下していた防煙シャッターを上昇させようと手動ハンドルを操作した。その際、既に上昇している隣の防煙シャッターのものであることに気付かないまま操作を継続したため、過度の巻き上げによりワイヤーが破断し、既に上昇していたシャッターが落下。その下にいた児童の背中を強打し、重傷を負わせる事故が発生した。
その後、②と③は、平成29年12月19日(火)に業務上過失傷害で略式起訴され、12月21日(木)横浜簡易裁判所において罰金20万円の略式命令を受けた。

2 南部学校教育事務所長コメント
被害にあわれた生徒・ご家族に対し、あらためて深くお詫び申し上げます。
二度とこのような事故を起こすことがないよう、再発防止策を確実に実行し、児童生徒の安心で安全な学校生活のために、全力で取り組んでまいります。

お問合せ先
南部学校教育事務所教育総務課 Tel 045-843-6406

 最大の再発防止策は、旧式シャッターのリニューアル(危害防止装置の追加にとどまらず、新式シャッターへの全面変換)である。
 この重大事故を受けても、予算を理由に危害防止装置の追加設置のみで済ませた横浜市教育委員会の見識を疑う。シャッター自体の危険性や構造上の欠陥をきちんと検証せずに、教員の過失に矮小化した責任は、絶対追及されなくてはならない。
 担任は職員の手伝いでハンドルを回しただけで、むしろ被害者ではないか。(しかもそんなバカ力で回し続けたわけではないとの証言もある。事前にきちんとした校内研修も実施されていなかったわけだし、ハンドル操作は児童がいないときに行うというマニュアルの意味を校長はじめ誰も理解していなかったのが実情である。)
 刑事責任において結果的に、校長は副校長と担任に責任をなすりつけた格好になる。定年後の再雇用のために自己の責任回避(自己保身)に動いたと言われてもしかたがないだろう。
 ある意味この3人も被害者であるが、善良な人間がある日突然犯罪者と呼ばれる恐ろしさがある。
 もちろん最大の被害者は児童であるが、この事実を保護者が知ったなら、何と言うだろうか。
 本当に悪いやつは誰だ!!


2019.04.24 4.26 追記
横浜市の学校に設置された、防煙シャッターの危害防止装置
https://www.y-hozen.or.jp/hozenmanage/wp-content/uploads/2018/07/3c2d351e541cb5552643ec76c56e4a5f.pdf#search=%27%E5%8D%B1%E5%AE%B3%E9%98%B2%E6%AD%A2%E8%A3%85%E7%BD%AE+%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%B8%82+%E5%AD%A6%E6%A0%A1%27
によると
自動停止装置ではなく、つぎのような構造のもののようだ。
通常の降下時の体に受ける衝撃をやわらげる効果はあるかもしれないが、落下自体をとめる働きはなさそうだ。
教育施設課担当課長 花房 慎二郎氏いわく「対処療法的なもの」であり、
ワイヤーが切れた際など本当に効果があるかどうかも疑問である。画像の重量は850㎏を示している。
画像

 シャッター下部で板を押し上げる重量とのキャプションがついているが、この意味は不明である。8.50㎏?
まさか、850㎏が人間にかかる重量ではないとは思うが……。シャッターの降下自体を止められないのなら(いずれにしても、挟まれることを前提?)、非常に不安な装置ではある。
 別の工事資料画像には上記の黄色い部分がクッションのような構造の画像も発見できた。前記課長はクッションのような構造と話していた。施工時期や場所によって構造の違う危害防止装置が設置されたのかもしれない。

おそらくこれか、同種の装置だろう Sガード Sガードクロス
http://www.s-guard.co.jp/sguard.htm

Sガード 仕組み
http://www.s-guard.co.jp/pkinou.pdf
シャッターが下まで降りた際に脱出スペースを確保する構造で、落下途中で停止する機能はない。

ワイヤー切れ(急速落下)に対応するには、落下ストッパーの以下の製品が必要。
セフティR
http://www.s-guard.co.jp/safetyr.htm

Sガード+セフティR 今回のような事故の対策には少なくとも同時設置が必要だ。
http://www.s-guard.co.jp/
横浜市立学校の危害防止装置として、両者が同時設置されているかどうかは不明である。
挟まれ防止と共に急速落下に対応していなくては、安全は確保できない。(今回の事故対策として効果がない。)

 いずれにしても新式シャッターの自動停止機能以上の安全性は確保できないことだけは間違いない。


2019.05.28 追記
 5月16日、まちにまった請願の回答書が届いた。
 非常に残念なことに、これまでの広聴の回答内容以上の回答書ではなかった。そればかりか、教育委員会の不正・隠蔽・怠慢の体質が明らかになったのである
 教育委員会総務課井上係長は、もう少し具体的な回答になるでしょうと述べていたが完全に裏切られた。
 次のページに回答書を示すが、シャッター事故などの調査内容やその後の対策のかんじんな部分については何も回答していない。
 また、各課の回答をまとめただけで、回答をまとめた総務課の職員でさえ、個別内容をきちんと把握していないものであった。

 きちんとした実地調査等を行い、学校施設の安全をはかる責任が教育委員会にはある。
 担当課や係の話を鵜呑みにして、私は知りませんでしたでは管理職はつとまらないのである。

 教育委員会(教育長と教育委員・事務局幹部)には、本件に関する再調査と学校の安全対策について真剣に考える義務がある。

 不正や隠蔽など絶対に許されない。


↓つづき
学校施設の安全管理4 横浜市教育委員会の不正・隠蔽・怠慢
https://p-prince.at.webry.info/201905/article_1.html



当ブログの記事は随時、追記・更新することがあります。よかったら時々覗いてみて下さい。


2019 謹賀新年
https://p-prince.at.webry.info/201901/article_1.html
みなとみらいの夜景
https://p-prince.at.webry.info/201812/article_1.html
45年ぶり、生徒指導書を作成 (生徒指導提要 不正・守秘義務・告発) 追記
https://p-prince.at.webry.info/201004/article_1.html
「自閉症の君が教えてくれたこと」
https://p-prince.at.webry.info/201811/article_4.html
マリー・アントワネットと子供たち 追記
https://p-prince.at.webry.info/201811/article_3.html
国際ロマンス詐欺 と SNS
https://p-prince.at.webry.info/201811/article_2.html
駒井哲郎―煌めく紙上の宇宙 展 横浜美術館
https://p-prince.at.webry.info/201811/article_1.html
棒人間 RADWIMPS と 人間開花 HINOMARU
https://p-prince.at.webry.info/201810/article_2.html
NEVER LET ME GO -私を離さないで- とテレビドラマ  追記
https://p-prince.at.webry.info/201810/article_1.html
菅直人氏「原発問題」講演 第28回安田塾 追記
https://p-prince.at.webry.info/201610/article_1.html

決め方TV(テレビ朝日)「クラス替え」
http://p-prince.at.webry.info/201503/article_1.html
ジョブチューン学校の先生SP!(TBSテレビ)
http://p-prince.at.webry.info/201601/article_1.html
NHK(Eテレ)「いじめをノックアウト」
http://p-prince.at.webry.info/201609/article_1.html

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 部活動の問題 学校施設の安全管理 についても追加更新しているので良かったらご覧下さい。


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