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zoom RSS <愛子さま>不登校問題について

<<   作成日時 : 2010/03/15 16:59   >>

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欠席問題「配慮欠いた」の声も

<愛子さま>宮内庁発表、「配慮欠いた」の声も 欠席問題
(毎日新聞 - 03月13日 00:44)

 皇太子ご夫妻の長女愛子さま(8)=学習院初等科2年=が学校をほとんど欠席している問題で、宮内庁の野村一成・東宮大夫は12日の定例会見で波紋が広がっていることに対し「心苦しく思っている」と述べた。宮内庁が5日に「愛子さまに強い不安感があり通学できない」と発表後、初等科は補助教員を配置するなど対策を講じているが、愛子さまは今週も一部の授業しか出席しなかった。5日の発表については宮内庁内部にも「配慮に欠けた」との批判もある。なぜ異例の発表に至ったのか。その経緯を検証する。【真鍋光之】

 宮内庁や学習院などによると、愛子さまは2月22日から学校を欠席、宮内庁の野村東宮大夫は同26日、毎週金曜日に開く定例会見で「発熱など風邪の症状がある」と発表した。今月2日は4時限目だけ出席して早退。愛子さまはその前後から腹痛や登校への不安感を訴え、3日からは再び欠席。皇太子ご夫妻も通学に慎重になった。

 東宮職は4日、学習院の波多野敬雄院長と初等科に「愛子さまは通学に際して強い不安感があり、登校できない」という内容のファクスを送ったが、具体的な事例は記されていなかった。その後の学習院と東宮職とのやり取りで、昨年7月に初等科であった男児らによる乱暴な行為が愛子さまの不安感の要因の一つではないかと判明したが「今になってなぜ愛子さまが不安になられたのか。きっかけが分からなかった」(学習院関係者)。

 野村東宮大夫は5日の定例会見で「複数の男児が愛子さまを含め他の児童に乱暴している」などと原因を説明したため、いじめや校内暴力が現在もあるという印象を与え、海外メディアでも報道され波紋が広がった。

 この会見前に学習院本部は「愛子さまが早退した2日4時限目の前後に何かあったようだ」と把握したが、具体的内容は分からなかった。その後、初等科から「早退する際、廊下に飛び出してきた男児とぶつかりそうになった」と報告を受けたが、野村東宮大夫の会見には間に合わず、学習院本部は5日夕に詳細を明らかにした。

 ◇通学への不安まだ 会見で東宮大夫

 なぜ、野村東宮大夫は5日に発表したのか。宮内庁は▽愛子さまが公人である▽約2週間学校を休んでいた▽学習院側の了解を得た−−ことなどを理由に挙げるが、宮内庁関係者は「6日から皇太子さまがアフリカ訪問されることが大きかったと思う。ご本人の了解を得た上で、出発前に発表したかったのだろう」と推察する。

 学習院関係者によると当初、皇太子さまは周囲に影響がないように穏便に済ませたい意向だったという。「それがなぜ、会見で発表というセンセーショナルなやり方になってしまったのか。残念でならない」と話す。学習院の東園基政常務理事は「本部と初等科、また東宮職との連絡がうまくいっていなかった。結果的に子供たちに大きな影響を及ぼすことになり、じくじたる思いです」と述べた。別の宮内庁関係者も「学校や他の子供にも影響がある内容だけに配慮が必要だった。発表は皇太子ご夫妻も了承していたはず。東宮大夫だけの判断で発表方針を変えるのは難しかったのかもしれないが、慎重さを欠いた面は否めない」と指摘した。

 初等科は2年生の4クラスに補助教員1人を付け、8日の朝礼で「人にされて嫌なことはしないようにしましょう」などと話した。だが愛子さまは今週、雅子さまが参観したうえで一部の授業にしか出席しなかった。16日の終業式に出席するかは未定という。野村東宮大夫は12日の定例会見で「ご通学への不安感は依然としてお持ちのようだ」と述べた。
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 愛子さまの不登校問題は、現代の日本社会と教育問題の縮図ではないか。
 野村東宮大夫の記者会見を発端に、学習院初等科の内情にマスコミの関心が集中した。国内の新聞やテレビ局などは、比較的慎重な報道を心がけているようだが、海外メディアやスポーツ誌・週刊誌などでは、保護者や関係者と称する者の流言までをも掻き集め、学習院のいじめや学級崩壊状態を伝えている。

 果たして実状はいかなるものなのだろう。学習院の元科長(校長)や、評論家などは、学校と保護者の間で解決していくべき問題で、騒ぎ立てるべきではないと発言する。どこの学校にでもあるような些細な問題を、学習院ということでことさら大袈裟に学級崩壊・いじめと騒ぎ立てるのはよくないだろう。
 しかしながら、学校との連絡を密に、きちんとした対策がとられていたのなら、東宮大夫の発表にはいたらなかったのではないか。東宮職と学校間での連携の悪さ(学校不信)が大夫の会見で吐露されたと言えよう。それが海外メディアにまで大々的に報じられて(会見で発表されていない内容までも、いじめや暴力として大々的に報道されるとまでは考えなかったのだろうか。)、東宮大夫の忸怩たる思いにいたったということだろう。

 これを、一般の学校と保護者にあてはめてみるならば、学校でいじめ等の問題が起こったときに、学校の対応に業を煮やした保護者が、教育委員会やマスコミ(最近ではネットなども)に訴え出るのに似ている。最近では、担任や学年主任、校長を飛び越えて、いきなり教育委員会に訴えるというケースもめずらしくない。すると学校側(校長)はあわて出す。中には理不尽な要求をしてくる保護者(モンスターペアレンツ)もいるから、学校側は気が気でない。本来行わなくてはならない生徒・児童への指導も、こうしたことを気にして、できないという教師も少なくないのだ。

 今回の学習院のケースは、現代日本の学校と保護者の関係を象徴しているように思う。保護者の要求も多くなり、極度な人権意識などが、教師の意識を萎縮させ、問題行動に対する個人指導すら出来なくなっている。(報道によると、全体に対する指導は行ったと言うが個人指導については行ったとの発表はない。)
 また、学習院という閉鎖された学校の価値観、教育観が現代社会に合わない面も出て来ていると思う。例えば、皇太子さまの主管(担任)だった、元科長(校長)の方の話によれば、学級編成はすべて抽選にするのだそうで、学校を信頼して欲しいと熱弁されていた。お話を聴いているとなるほど立派な方なのだろうと思う。こうした先生がいる学校なら、子供を任せたいと思う。
 しかしながら、現在の学校で、学級編成を完全な抽選で行っている学校がどれだけあるだろうか。学力や友人関係などを考慮して学級編成を行うのが一般的ではなかろうか。学力については、私立などある一定の学力集団であれば可能かもしれない。しかし、様々な子供たちが集まる公立学校では、学力やリーダー性・いじめや問題傾向といった要素を抜きに学級編成を行うことは、危険である。
 もちろん教師にとっては、どんなクラスをも受け持つ覚悟と自信は大事だ。そうした気概を持ち実力のある教師集団ならば問題は起こらないかもしれない。しかしながら現実は、日本のほぼすべての学校に学級崩壊が生じている。(もちろん程度の差はあり、学校の体制や保護者等との連携で解決できる。)ある学級は良いが、ある学級は荒れているということではダメなのである。中には自分のクラスや授業はうまくいっているという教師がいるが、そんなものは自己満足の現実逃避でしかない。本来こうしたところに校長の指導力が問われるのだが、事なかれ主義と自己保身などから、事実が隠蔽され、その学年の生徒(児童)が卒業するのをただ待つだけという実態があるのは情けないことだ。

 「学校を信頼して欲しい」というのは、気概と実力のある教師集団だからこそ言えることで、生徒が暴れまくるのを手を拱いている教師には言えない言葉だ。状況に臨機応変に対応できるように、そしてなにより子供の心に迫る指導、子供と保護者の信頼関係をつくることが必要である。特に小・中学校での基本的生活習慣をきちんとしつけ、豊かな心を育てていかなくてならない。

 その為には、若い教師を育てることも重要な政策である。また、私立学校と公立学校そして、異校種間の連携・人材交流も必要だと思う。

 また、保護者は学校と教師を温かく見守り、教師の些細な失敗に目くじらを立てずに信頼し、子供に「先生の言うことをよくきく」ように指導してもらいたい。それでも学校側に問題があるようなら、子供の目の届かないところで、学校側(担任)に申し入れすればよい。(学校と保護者の連携は大事なことである。よく話してみれば案外理解し合えるものだ。)教師への尊敬(特に小学校では絶対だろう)は、子供の健全な成長に不可欠であることを保護者も自覚しなくてはならない。

 最後にマスコミ諸氏にお願いしたいのは、執拗な取材攻勢で子供と保護者の不安を煽り、正常な教育活動に支障をきたさないでいただきたい。報道による教育の側面を今一度考えて欲しい。


決め方TV(テレビ朝日)「クラス替え」
http://p-prince.at.webry.info/201503/article_1.html
ジョブチューン学校の先生SP!(TBSテレビ)
http://p-prince.at.webry.info/201601/article_1.html
NHK(Eテレ)「いじめをノックアウト」
http://p-prince.at.webry.info/201609/article_1.html

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 部活動の問題 学校施設の安全管理 についても追加更新しているので良かったらご覧下さい。(2017.07.13追記)

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