p_prince ブログ

アクセスカウンタ

zoom RSS <国旗国歌>学校強制に違憲判決 教職員401人が全面勝訴

<<   作成日時 : 2006/09/22 08:05   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 1

まず断っておくが、僕は国旗・国歌反対論者ではない。
しかし、
この判決には正直ほっとする思いである。

小泉首相(前首相と呼ぶべきか)が、「国旗に敬意」は法律以前の問題と発言しているが、論点が違っている。
問題は教職員に職務命令で強制する点である。

卒業式や入学式で、起立しなかったり反対の意思表示のリボンを胸につけて参加しただけで、
懲戒処分を連発してきた都教委の行き過ぎを戒める意味で、
画期的な判決であったと思う。
卒業式で起立しない教員がいるというのも、別の意味で尋常ではないが、
思想・信条の自由を保障した憲法の趣旨を司法が正しく判断した意味は大きい。

国旗・国歌に敬意をはらうことは間違ってはいないが、
過去の悲惨な戦争の象徴として利用されてきたことを考えれば、
それに賛同できない人がいることも理解できる。
(思想・信条の自由と卒業式等の秩序を乱す行為とは同一ではない。)

実は僕は、この国の民主主義が生きているのは、司法の場のみであると考えている。

国会では教育基本法の改正そして憲法改正への動きが進み、
東京都教育委員会をはじめとする行政機関の組織は、
旧態依然としたものである。
長年組合の優勢に泣かされてきた、都教委がここにきて
一気に攻勢に出て、一般教職員への締め付けを行っている。
職員会議で自由に発言も出来ずに、挙手による採決すら
認めないという、まったくもって非民主的な学校運営を
強制しようとしているのだ。
意見も自由に言えずに、ただ上からの指示だけで動く人間に、
どうして自由や民主主義を子供達に教えることが出来るのだろうか。

トップダウンのシステム強化に必死だが、
ボトムアップがはかられていない。
一般企業では多面評価ということが数多く導入されてきているが、
都の進める教職員の評価は、あくまで一方的なものである。
校長だって人間なのだから、間違いもある。
しかしそうした指摘はうとまれ、自らの評価を下げることになる。
指示通り動く人間や、ごますり・目立つことを行う者が評価をあげることになるのだ。
上の方針に従わない者は容赦なく処分されていく。

なぜ都教委がそのような強硬手段に出たのかというと、
実際には都立高校等で健全な学校運営がされてこなかった経緯があるようだ。
卒業式の国旗・国歌問題もその一つである。
組合等優勢の学校で、校長の指導(都教委の指導)に従わず、
実質的な決定機関が職員会議(組合員多数)という構図に、
業を煮やした都教委の反撃である。
確かに組合のおかげで、教職員の獲得してきた利益は多かった。
一部の教職員による、行き過ぎた権利意識もあったと思う。
例えば夏休みなどの長期休業中の出勤は、
長い間、自宅研修という名目で実質的な休みであった。
(部活動や日直などで出勤する教員以外、ほとんど自宅研修により出勤することはなかった。
 現在都では自宅研修は認められなくなった。)

しかし、教員の職務は多様で専門的である。一般の公務員とは同様に扱えない部分が多々ある。
そうした専門性に対する配慮を欠いた都教委の指導が目立つ。
迷惑なのは、真面目で熱意のある教員である。
そうでなくても忙しい職務の中で、あまり吟味されたとも思えない、
各種の報告書類の提出や命令研修等を強要されるである。
放課後、生徒と関わる時間さえないという、本末転倒の状況すら生ずることになる。

話を国旗・国歌問題にもどそう。
自然な気持ちで、国を愛する心は大事だと思う。
そうした意味では、小泉首相の発言は間違っていない。
卒業式で君が代だけを歌わないなんておかしいと思う。
ただ、
リボンをつけて参加しただけで、
懲戒処分というのは絶対おかしい。
(自分の身近のことではないので新聞記事からの推量の域をでないし、事実誤認があるかもしれないが、
 校長から、リボン等はつけないでください。これは職務命令です。といった事前の発言があったのだろう。
 学校によっては、都教委の人間が式場で教員を監視して、
 起立しない教員を現認報告して処分したということまで報道された。
 起立しないのもいけないが、それを監視する人間を派遣するというのもすごい話である。)

この問題に関連した裁判では、ことごとく教員側の敗訴が続いてきた。
そうした意味では、今回の判決が都教委の独走に幾ばくかの歯止めとなることを期待したい。

国旗・国歌は、決して強制されるものではない。
強制ではなく、自然なかたちで敬意を表し、
卒業式でも国歌斉唱をしてもらいたい。
卒業式で国歌斉唱がまともに出来る、日本になって欲しいと思う。
そして真の意味での民主国家となって欲しい。


2審は逆転敗訴となりました。
−−−−−−−−−−−−−−−−
http://www.47news.jp/movie/general_national/post_2154/
東京高裁、都の教職員ら逆転敗訴 47ニュース
2011年01月28日
入学式などで日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱するよう強制するのは憲法違反だとして、都立高校の教職員らが訴えていた裁判で、東京高裁は28日、1審判決とは逆に合憲と判断。「起立、斉唱を求めた都教育長の通達には合理性がある」と指摘し、請求を全面的に退けた。

【主張】産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110129/edc11012903030002-n1.htm
国旗国歌訴訟 教師は混乱を繰り返すな
2011.1.29 03:00
 入学、卒業式で教職員が国旗に向かい起立して国歌斉唱することを義務づけた東京都教育委員会の通達について、東京高裁は控訴審判決で「思想・良心の自由を定めた憲法に違反しない」と、合憲の判断を下した。
 1審判決は「起立、斉唱の義務はない」などとした教師らの訴えを認めていた。これを取り消し、「慣習法として確立していた」と国旗、国歌を重んじた高裁判決は極めて妥当である。
 受験シーズンを経て春の門出の季節を迎えるが、国旗、国歌を尊重するのは当然である。「強制」などと反発する教師の政治的な動きこそおかしい。
 学習指導要領では、入学、卒業式で国旗掲揚、国歌斉唱を指導することを明記している。東京都教委は平成15年、校長を通じ、教職員に国歌斉唱時に国旗に向かい起立し斉唱することなどを求める職務命令を出した。従わない場合、懲戒処分などが行われている。
 通達の背景は、国旗、国歌の指導に反対し、学校運営や式を混乱させる教師がいるからだ。過去には広島県で校長が自殺する痛ましい事件が起きた。平成11年の国旗国歌法制定以降も、反対する教師が相変わらずいる。
 今回の訴訟で、18年9月の1審東京地裁判決は「懲戒処分をしてまで起立させることは行きすぎで違憲」などとした。こうした教育現場の実態を考慮しておらず、問題ある判決だった。
 国旗、国歌をめぐり処分を受けた教師らが訴訟を起こすケースは他にも相次いでいる。しかし、19年、最高裁は国歌斉唱のピアノ伴奏を拒否した教師の訴訟で「職務命令は憲法違反ではない」との判断を示している。今回も、この最高裁判例に沿ったものだ。
 国会の代表質問で、菅直人首相は「国旗国歌法と教育基本法を順守するのは当然のことで、私も順守していきたい」と答弁した。日の丸、君が代を国旗、国歌として尊重することは国民に定着している。こうした訴訟がいたずらに繰り返されるのでは、教育現場を混乱させることにならないか。
 保護者らも出席して生徒を祝う節目の行事で、一部教師だけ不起立の光景は異様だ。国際社会でも自国や他国の国旗、国歌に敬意を払わない態度は認められない。教育委員会は教師の規律違反に今後も厳正に対処してもらいたい。

国旗・国歌訴訟 起立・斉唱認めた妥当な判決(1月29日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110128-OYT1T01044.htm?from=y10
 入学式や卒業式で国旗に向かって起立し、国歌を斉唱するよう、教職員に求めた東京都教育委員会の通達は、合理性があり、合憲である――。
 東京高裁はそう判断し、「通達は違憲」とした1審・東京地裁判決を取り消した。
 日の丸・君が代は国旗・国歌として、多くの国民に定着している。自国はもとより、他国の国旗や国歌に敬意を表すのは、国際社会で当然のマナーである。高裁判決は妥当な司法判断と言えよう。
 この訴訟で、原告の都立高校の教師らは「懲戒処分までして、日の丸・君が代を強制するのは、憲法で保障された思想・良心の自由を侵害する」と主張した。
 2006年の1審判決は「教職員に起立や斉唱の義務はなく、拒否しても処分されるべきでない」と、原告の訴えを認めていた。
 これに対し高裁判決は、「国旗に対して起立することは、特定の思想を外部に表明する行為ではないから、それを命じても、思想・良心の自由を侵害することにはならない」と指摘した。
 理由の一つに、国旗掲揚や国歌斉唱が、学校の入学式や卒業式だけでなく、スポーツ観戦でも一般に行われている事実を挙げた。納得する人は多いのではないか。
 学習指導要領は、教師に対し、国旗の掲揚と国歌の斉唱を指導するよう定めている。しかし、それが学校で十分に守られていなかったために出されたのが、都教委の通達だった。
 教師が個人的に様々な歴史観や世界観を持つのは構わない。だが、指導要領に反してもいいということにはなるまい。
 国旗・国歌を巡っては、君が代のピアノ伴奏を拒否した教師が懲戒処分の取り消しを求めた訴訟で、最高裁が07年に「伴奏を命じる校長の職務命令は、特定の思想を強制するものではない」と、合憲の判断を示している。
 今回の高裁判決も同じ流れにあると言えるだろう。最高裁判決以降、同種の訴訟では、教師側の敗訴が続いている。
 かつて、一部の教職員組合がイデオロギー的立場に基づいて、「反国旗・国歌」運動を繰り広げ、教育現場は混乱した。
 だが、国旗・国歌法が制定され、今やすべての公立学校で、国旗が掲揚され、国歌が斉唱されている。起立や斉唱を拒否する教師の数も年々、減少傾向にある。
 子どもの手本となるべき教師が、入学・卒業式を厳粛な雰囲気で行うのは当たり前のことだ。
(2011年1月29日02時04分 読売新聞)


決め方TV(テレビ朝日)「クラス替え」
http://p-prince.at.webry.info/201503/article_1.html
ジョブチューン学校の先生SP!(TBSテレビ)
http://p-prince.at.webry.info/201601/article_1.html
NHK(Eテレ)「いじめをノックアウト」
http://p-prince.at.webry.info/201609/article_1.html

 出演・原稿執筆・講演等のご依頼・お問い合わせは こちら までお願いします。
 部活動の問題 学校施設の安全管理 についても追加更新しているので良かったらご覧下さい。(2017.07.13追記)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
第7回安田塾 「公立学校の実態−中学教師から美術商へ−」
 去る10月30日、第7回安田塾が開催されました。今回の講師は私が務めさせていただきました。安田先生のお話につづき、ビデオや写真を多用し、美術に関わる現在の仕事と公立中学校の実務と課題について、講演させていただきました。時間の都合もあり、レジュメ特に後半の内容は割愛させていただきました。 (今回お話できなかった部分を含め、最後にブログ記事へのリンクを纏めました。よろしかったらご覧下さい。) 追記 安田先生からのメッセージが配信されましたので掲載いたします。(2011.1.5) ...続きを見る
p_prince ブログ
2017/07/13 17:54

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
2審は逆転敗訴となりました。

−−−−−−−−−−−−−−−−
http://www.47news.jp/movie/general_national/post_2154/
東京高裁、都の教職員ら逆転敗訴 47ニュース
2011年01月28日
入学式などで日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱するよう強制するのは憲法違反だとして、都立高校の教職員らが訴えていた裁判で、東京高裁は28日、1審判決とは逆に合憲と判断。「起立、斉唱を求めた都教育長の通達には合理性がある」と指摘し、請求を全面的に退けた。
p_prince
2011/01/29 10:52

コメントする help

ニックネーム
本 文
<国旗国歌>学校強制に違憲判決 教職員401人が全面勝訴 p_prince ブログ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる