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zoom RSS 美術品の鑑定 真贋のはざまで

<<   作成日時 : 2006/10/29 21:08   >>

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美術品には真贋問題がついてまわる。
絵画やアンティークの
真贋を見極めることは極めて重要で、
偽物を売ってしまえば、信用はまったくなくなってしまう。

デパートなどではこの信用が重要で、
美術品についても同様なのだが、
それを本当に見定めることの出来る人間は希である。
特に古美術アンティークの部類の鑑定は難しい。
つい最近まで西洋アンティークのセーブルやヴィエナとして売っていた品物も、最近ではセーブルスタイル・ヴィエナスタイルと表示するようになった。(スタイルというのは日本語で言うと〜様式〜風ということになる。つまり窯は特定出来ないセーブル風、ヴィエナ風磁器というわけである。)

多くの美術品を見て、実際に取り扱っていると、
ある程度の鑑定眼がついてくるものだが、
どうしても疑問が残る物にお目にかかる。
あらゆる分野の美術品を熟知した、ギャラリーフェイクの藤田のような人物はいない。
(ギャラリーフェイクという漫画は、元メトロポリタン美術館キュレーターの藤田が、表向きは贋物専門のギャラリーを経営しながら、その知識と能力を活かして裏では超一流品をこれまた超高価で取り引きするという、美術品版ブラックジャックといった物語。藤田はあらゆる美術品の修復まで完璧にやってのける。)
テレビの鑑定団は長年の人気番組で、ご覧の皆さんは
よくあれだけの美術品の知識があるなあと感心するだろう。
あたかもその場で鑑定して値段をつけているようだが、
実際の鑑定は事前に裏で専門家が行っている。
まあテレビのバラエティーだから仕方がない。

権威と言われる鑑定家や鑑定機関の結果さえも、
リアトリビューション(真贋鑑定による作者名の変更)
が行われることがある。
作者名だけをたよりに、美術品を購入するのは危険である。
(所定鑑定人以外の鑑定書には効力がないことも理解しておかなくてはならない。)
作品そのものを見る目を養わないと、とんでもない火傷をすることになる。

ヤフオクなどを見ていると、相も変わらず贋作やコピー作品を売る業者がたえない。
それでも、「真贋についてはわかりません」と断る業者はましな方で、
明らかな贋物や疑惑の品に「真正保証」と称する悪徳な業者もいる。
(鑑定団でもおなじみのように、日本には騙される方に目がなかったのだから……という贋作を容認する文化というか雰囲気があった。実物を目の前にして、お互い納得の上での取引ならまだしも、写真とウェブ上の説明だけというネットの盲点をついて、贋作出品者はコピー作品を直筆と言ったり、印刷を版画と言うなど、いい加減な説明でせっせと売りつける。これは明らかな違法行為なのだが、美術品の鑑定の難しさから、まかり通っているのが現状だ。本物と思って落札した作品が贋作と分かったときの衝撃は大きいだろう。
迷惑するのは、本物を出品する真面目な業者だ。贋作出品者のおかげで、本物の落札金額も上がらず損害も大きい。)

世の中には少なからず、人を騙したり傷つけても何とも思わない人間がいるようで、
まことに嘆かわしく悲しいことだが、それも現実だ。
その背景には、その人間の成育過程に問題があることが多い。
そうした意味でも、教育がいかに重要であるかが分かる。

美術品の売買では、物より人を見ろと言う。
騙されないために、作品を見る目を養うことは重要だが、
作品の価値は分からずとも、その品物を売る人間を見れば、
自ずとこたえが出るというのである。
一流の美術商は、作品に対して責任を持つし、顧客を大切にする。(決していい加減な説明や対応はしないはずだ。)
それは店構えの立派さだけでは判断できない。

今後も
その場の利益だけを考えずに、信頼されるアートディラー(美術商)として、努力していきたいと思う。

★作品の販売・買い取り・オークション代行(出品・入札)・その他ご相談 承ります。詳細はメッセージまたは、p_prince1003@yahoo.co.jpまでメールをください。

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