p_prince ブログ

アクセスカウンタ

zoom RSS こどもの日によせて

  作成日時 : 2006/05/05 06:17   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

15歳未満の子供の数が、25年間減少しているそうだ。
全人口に占める割合は、13.7%で、65歳以上の20.4%を
大きく下回っている。

少子高齢化は益々進んでいく。

昨日の子供はどんどん大きくなり、
今日の若者はどんどん歳をとっていく。

アントワーヌ・ド・サンテグジュペリというフランスの作家の本に、
Le Petit Prince というものがある。
英訳は The Little Prince という。
『星の王子さま』と言えば、タイトルぐらいは聞いたことがあるだろう。

いかにもメルヘンチックなタイトルは、多くの読者を獲得する一方、誤解を与えてもいる。
子供の読み物あるいは夢見る少女の世界という先入観は、
本来の読者を獲得する障壁にもなっている。

この本は大人が読むべき本なのだ。

砂漠に不時着したパイロットと、不思議な少年の物語……。
パイロットが作者自身であることはあきらかだが、
実は少年も作者の分身であることには気づきにくい。

現実の大人の社会の矛盾に悩み、ある意味適合できなかった作者自身が、
王子さまという少年の口を借りて、心の内側をかいま見せてくれる。

この物語を、
子供というのは純粋なものであるから、
子供の心を持つことこそ(取りもどすこと)が、理想だと解釈する人がいる。
子供の心を持つとは、一見正しいように思えるのだが、
実はそうではない。
子供が純粋であることには違いがないが、
それは何かの色に染まっていないという点で貴重なのであって、
時にはその無邪気さ故に、自分勝手な振る舞いもするし、
残酷にもなるのだ。

つまり、単に子供というものを賞賛しているのではなく、
世の中や人間の良い面も悪い面も知った上で、
理想を忘れずに近づこうとする気持ちを子供の心に例えているのである。

中国では一人っ子政策の弊害か、親の溺愛によって
わがままな子供が多くなっているらしい。
逆に韓国などの儒教思想の強い国では、学校などでも礼儀が重視される。
日本では何でもない子供でも、
ドロップアウトして不良や落ちこぼれのレッテルを貼られてしまうようだ。
世界には、学校にさえ行けない子供達もいる。
(日本の子供の場合は少し意味合いが違うのだが、不登校やニート問題も深刻だ。)
国によって道徳観や価値観も違うので、一概には言えないが、
国家や宗教の体制の維持のために、子供の無垢な心を染め付けることだけはやめて欲しい。

情報があふれて、多様な知識や考え方に触れられる社会がある一方で、
かんじんなことを知らされずに、大人の言うことをひたすらに信じて、
命さえも落としていく子供達がいる社会があるのも紛れもない現実である。

教育基本法の改正の動きや東京都教育委員会の姿勢などといった昨今の動きを見ていると、
他国のこととばかり安心できない部分がある。
少子化社会の中で、大切なものが失われそうで恐い。

政治家や官僚といった人にも『星の王子さま』をじっくり読んで欲しい。
(読んでも分からないかもしれないが……。)

星の王子さまファンクラブ
http://www5e.biglobe.ne.jp/~p_prince/le_petit_prince_club_prive/


決め方TV(テレビ朝日)「クラス替え」
http://p-prince.at.webry.info/201503/article_1.html
ジョブチューン学校の先生SP!(TBSテレビ)
http://p-prince.at.webry.info/201601/article_1.html
NHK(Eテレ)「いじめをノックアウト」
http://p-prince.at.webry.info/201609/article_1.html

 出演・原稿執筆・講演等のご依頼・お問い合わせは こちら までお願いします。
 部活動の問題 学校施設の安全管理 についても追加更新しているので良かったらご覧下さい。(2017.07.13追記)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
第7回安田塾 「公立学校の実態−中学教師から美術商へ−」
 去る10月30日、第7回安田塾が開催されました。今回の講師は私が務めさせていただきました。安田先生のお話につづき、ビデオや写真を多用し、美術に関わる現在の仕事と公立中学校の実務と課題について、講演させていただきました。時間の都合もあり、レジュメ特に後半の内容は割愛させていただきました。 (今回お話できなかった部分を含め、最後にブログ記事へのリンクを纏めました。よろしかったらご覧下さい。) 追記 安田先生からのメッセージが配信されましたので掲載いたします。(2011.1.5) ...続きを見る
p_prince ブログ
2017/07/13 17:54

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
こどもの日によせて p_prince ブログ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる